新潟県の伝統野菜・その他

十全

梨なす、黒十全

鉛筆なす

久保なす

やきなす

白なす

八幡いも

かぐらなんばん、おにごしょう

こひめうり

本かたうり

高田しろうり

米山しろうり

居宿の葉ねぎ

砂ねぎ

千本ねぎ

五千石ねぎ

赤かぶ

寄居かぶ

黒埼茶豆

いうなよ

肴豆

刈羽豆、越後娘

一人娘

三仏生トマト

刈羽節成きゅうり

曽根にんじん

小池ごぼう

種苧原かんらん

八色しいたけ

一日市(いといち)なす

一日市(いといち)なす

 

外皮が赤紫色の丸ナスで、原産地は新潟市一日市(ひといち)である。

 

ルーツは、新潟市大形地区、阿賀野川河畔の「一日市(いといち)なす」にあり、昭和30年代に出現した「早生大丸(長岡交配種)」の食味と違いがないことから、一日市(いといち)なすの栽培面積が減少している。

 

 

 

中島(長岡)巾着

 

中島巾着は原産地が長岡市中島地区のナス。明治40年代に、小川文四郎氏が現在の南蒲原郡田上町から導入した「亀田巾着」の種子がルーツではないかと推測されている。

 

本種は、典型的な巾着型のナスで、春・秋は秋は色つやも色つやもよいが、夏季はくろむらさき色から赤紫色に変わり光沢も衰えるという果皮の変化がかみられる。

 

荷崩れがないことから、煮食に向いている。県外の人には、「中島巾着」ノナでは生産地などが判断しにくいところから「長岡巾着」の名で市販しているところもある。

 

中島(長岡)巾着



 

 

魚沼巾着なすの起源と特徴

ナスの品種。南魚沼郡城内村(現在は、魚沼市六日町)の下原新田の栗田忠七氏が、明治30年(1897)の水害の折に、群馬県富士見村へ出稼ぎに行き、その帰りに入手した早生ナスと、在来種の丸ナスの交配によりできたのが「魚沼巾着なす」といわれています。

 

明治45年(1912)3月に、「城内茄子採取組合」が県内の指定採取組合として設立され、代表的に新潟の丸なすとして県外にも出荷された。昭和28年(1953)に漬物用の「梨なす」の普及に伴い、栽培面積は減少している。

 

本種の果皮は黒紫色で、形はやや長形、純丸型、やや平たい巾着型などの系統がある。

 

現地の復活系統は、やや平たい巾着型であった。その後、園芸試験場では、丸ナスとの交配を試みていた。味噌漬けなどの貯蔵漬けに適したナスである。

 

魚沼巾着



 

甘露、鶴の子

甘露、鶴の子



 

新潟県にはマクワウリを「甘露」とよんで、旧盆の入りの8月13日に仏壇に供える習わしのある地方があるといわれている。

 

現在は、メロンを供えるようになっているが、古くはマクワウリを供えた。

 

甘味がなく、食感も怒田ぬ出して美味しいものではなかった。

 

「鶴の子」というマクワウリも、旧盆には供えた。これが使われるようになったのは江戸時代からと推測されている。

 

 

 

かきのもと

新潟県の伝統野菜「かきのもと」について

かきのもと

下越地方では、古くから食用ギクとしている秋ギクで、これを「かきのもと」といっている。

同じものを、中越地方では「おもいのほか」とよび、山形県では「もってのほか」とよんでいる。花色は、アントシアン色素による桃紫色で、その色の濃さは系統によりやや違いが見られる。新潟地方では、ツマものなどの飾りとするほか、丼ものに乗せて食べる。

 

 

 

 

新潟県の就農状況

新潟県の新規就農者は近年280人前後で、2018年は283人でした。農業法人数が増えていることから農業法人等就業者数が増加傾向にあり、2018年はそのうちの157人となっています。

 

県では就農支援として、技術習得のための様々なプログラムを用意しています。

新潟県農業大学校(2年制)」のほか、UIターンなどで新潟県への収納を考えている人を対象にした「就農実践コース(1年制)」、その地域ならではの技術などを学ぶ「ニュー農業塾」「園芸参入塾」、さらに農家での農業体験・研修などもあります。

また、助成・融資制度として、「農業次世代人材投資事業」や「青年等就農資金」のほか、「新潟県農林水産業総合振興事業(新規収納者育成促進)」などがあります。